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日時 ; 10月13日(月=祝) 14:00〜16:00
会場 ; 静岡県総合社会福祉会館
(シズウェル、静岡県静岡市葵区)
講師 ; 蔭山昌弘氏氏
(城内カウンセリング研究所代表)
テーマ ; 「夢分析による自殺念慮からの回復」

30代半ばの女性が精神不安による自殺念慮で来談。毎週一回の夢分析によるカウンセリングを行う。手の指を全て切り取られるような夢を見ていたが、夢分析を続けるうちに、夢の内容が大きく変化し、生きようとする力が沸き上がり、回復し社会復帰する。自分の意志ではコントロールできない夢が変化する。そこに人間力とも呼べる力が潜んでいる。その発見と自覚が生きる力を発揮させた。8箇月に及ぶ夢分析カウンセリングの記録。

講師プロフィール:
1947年静岡市生まれ。城内カウンセリング研究会代表。 カウンセラーとして35年、幼稚園児から高校生にいたる子どもたち、およびその親からの相談を受けている。2007年3月まで38年間公立高校の国語教員を勤めて退職。現在は静岡産業大学及び静岡雙葉学園講師。
日本学校教育相談学会認定学校カウンセラー・日本教育カウンセラー協会上級教育カウンセラー。

著書
『お母さんのための子どもの心をひらく子育て』
『現場教師のための学校カウンセリング入門』
『子どもを救う学校カウンセリングの進め方』
『失敗例に学ぶ学校カウンセリングの心得』<共著>
(以上、黎明書房)、

『四十九日』(静岡新聞社)
・『四十九日』(幻冬舎文庫)
『子どもたちに輝く目を』(静岡県教育文化研究所)
『思春期トンネルー高校生のカウンセリング記録』(静岡新聞社)平成20年9月1日発行予定



日時 ; 12月7日(日) 14:00〜16:00
会場 ; 社会福祉法人野中保育園 (静岡県富士宮市)
講師 ; 塩川壽一氏
(野中保育園園長)
テーマ ; 「大地保育を実践するために必要な環境」

 大地保育とは、太陽と水と土に代表される自然を十分に取り入れる自由保育方式の総称で、保育目標は「何をするにも自分で開拓できる子」です。
参考文献:(日本経済新聞 2007年3月3日号 『交遊録』 より)
僕は仙田満の建築を撮って四十年近くなる。仙田の作品は児童施設が多く、建築と遊具と環境が一体になって、自在に遊び巡る構造になっている。(中略)
(前段略)仙田には「野中保育園」という、「美」など足元にも及ばない凄い建築がある。1972年、静岡県富士宮市に完成し、濃緑色のうねる形から「ノナカザウルス」と呼ばれている。塩川壽一園長の「どろんこ保育理論」と仙田の建築理論が結晶した施設で、建築内外で遊ぶ・食べる・眠るなどの日常に加え、子どもたちは動物・樹木・草花・水・泥などと原始時代のごとく反応し合い、楽園は活発な臨界状態が34年間も続いている。
静謐な美ばかりが建築ではない。これぞ、センダマン建築の神髄である。 (藤塚光政、一部改訂)